福島県にたくさんの観光スポットがあることを、ご存知ですか。
全国第3位の広大な土地には、自然を身近に感じられるパワースポットや、穴場スポット、家族で楽しめるレジャー施設まで、見どころ満載です。
また、アクセスしやすく、東京から新幹線を利用すると約1時間半で到着できることも魅力的なポイントでしょう。
そんな福島県のおすすめスポットを、温泉、アウトドア、史跡、スキー場、体験のジャンル別にご紹介します。
福島の観光がおすすめの理由
東京からアクセスしやすく、新幹線を利用すると1時間半で到着できる福島県には、自然と歴史と伝統が感じられる場所がたくさんあります。
尾瀬の雄大な景色や白鳥が舞い降りる猪苗代湖では、四季折々の壮大な自然を感じられるでしょう。
一方、鶴ヶ城や大内宿では風情溢れる街並みが保たれており、相馬野馬追や会津田島祗園祭など伝統行事は今もなお引き継がれています。
福島県でしか感じられないような風景や体験が目白押しですので、旅行先としておすすめです。
おすすめ福島観光スポット【温泉】
県内には132ヶ所もの温泉地が散らばっており、その数は全国で4番目にランキングしています(2021年3月時点)。
いずれの温泉地も魅力的で、泉質や効能が異なりますので、温泉巡りをしても楽しいでしょう。
中には大自然の中にある温泉など穴場スポットもあります。
スパリゾートハワイアンズ
館内はハワイをイメージした雰囲気で、6つのエリアに分かれています。
それぞれ個性溢れる温泉なので、小さなお子様から、ご年配の方まで、親子三世代で楽しめるでしょう。 敷地内にはホテルやグランピング施設があり、宿泊してゆっくり過ごすのもおすすめです。また、首都圏からは宿泊者専用の無料送迎バスもあるので、交通アクセスも心配ありません。
会津東山温泉
会津地方の奥座敷にある東山温泉は、奥羽三楽郷の一つに数えられる名湯です。
豊臣秀吉や伊藤博文など、多くの偉人が癒しを求めて訪れました。
また、自然豊かな渓谷に旅館が立ち並んでいる景観は趣が感じられ、会津を観光する時はぜひ訪れていただきたい場所です。
いわき湯本温泉
道後温泉、有馬温泉と並んで日本三大古泉と呼ばれる名湯です。
泉質は含硫黄とナトリウム、塩化物が混ざった、全国的にも珍しい温泉で、別名「硫黄泉」と呼ばれています。
効能は沢山ありますが、特にアトピー性皮膚炎など皮膚への効果が期待できるため、皮膚がデリケートな人や、高齢者、美肌になりたい女性などにおすすめです。
また、いわき・ら・ら・ミュウや、先ほどご紹介した、スパリゾートハワイアンズなど、近くに人気スポットが多く、立地が良いのも嬉しいポイントとなります。
おすすめ福島観光スポット【アウトドア】
福島は県全体のおよそ7割が森林で覆われ、太平洋に面し、水資源が豊富であるため、雄大な自然を近くで感じられるでしょう。
自然を存分に満喫できるような、アウトドアが楽しめるスポットをご紹介します。
あぶくま洞
階段が多いですが足場がしっかり整備されていますので、入水鍾乳洞に比べて歩きやすいです。 一般コースは約600mで、約40分かけて洞内を散策します。
途中から120m程の探検コースを進むこともできます。狭い道を屈んで進んだり、丸太のハシゴを渡ったり、難易度は上がりますが、より深くまで洞内を探索できるので、気になる人はチャレンジしてもいいでしょう。
洞内は年間を通して15℃程に保たれ、夏は涼しく、冬は温かいので、どの季節に訪れてもおすすめです。
ふくしま県民の森 フォレストパークあだたら
安達太良にある、周りを山々に囲まれた自然豊かなキャンプ場です。
通常のキャンプはもちろん、コテージも用意されているので、利用方法が選べます。
また、敷地内には、お店やカフェ、森林館など充実した設備が整っています。
特に温泉は、キャンプ場利用者だと何度でも利用することができますので、森林を眺めながらゆったり過ごすのがおすすめです。
泉質は炭酸水素塩温泉であり、「美肌の湯」と表現されるように肌への効能が期待できます。
天神浜オートキャンプ場
猪苗代湖と磐梯山を一望できる好立地なキャンプ場で、ペットと一緒に過ごせます。
エリアはキャンプサイトとAC電源付きサイトに分かれており、好きなサイトを選ぶことができます。
女性専用パウダールーム、コインシャワー、バーベキューハウスなど設備が充実しており、初心者はもちろん、冬キャンプ場所としても人気です。
目の前にある猪苗代湖でSUP YOGA体験も行っており、マリンスポーツ初心者でも挑戦できます。
おすすめ福島観光スポット【史跡】
福島には戊辰戦争の激戦地となった歴史があり、現在も多くの史跡が残っています。
戊辰戦争の舞台となった鶴ヶ城などの城跡や、まるで江戸時代にタイムスリップしたかのような気分になる大内宿などをご紹介します。
鶴ヶ城
起源は1384年に葦名直盛が東黒川館として建造しており、1593年に蒲生氏郷が東日本初の本格的な天守閣として建設した時から「鶴ヶ城」と呼ばれ始めました。
以降は大地震を経験したり戦の激戦地になったり激動の時代を経て、現在は会津若松市のシンボルになっています。
周囲に広がる鶴ヶ城城址公園には朝の散歩やジョギングなどで訪れる人が多く、市民にとっても憩いの場です。
また、春には1,000本もの桜が咲き誇り、鶴ヶ城を彩る様子がみられます。
小峰城
東北の城の多くは土塁や空堀で建造されているのに対し、石垣、水堀を採用しているのが特徴的で、東北の石造り三名城のひとつとして有名です。
戊辰戦争の激しい戦火で焼失しましたが、現在は木造で復元されています。
史跡として指定されており、当時の名残を感じる景観や、180mにも及ぶ丘陵部北側にある石垣などを望むことができます。
近くには小峰城歴史館があり、長きに渡る歴史の全貌を知ることができます。
大内宿
会津若松市と栃木県日光市の今市をつなぐ会津西街道の宿場町として栄えました。
今もなお、街道沿いには30軒以上の茅葺き屋根の古民家が連なっており、国選定重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。
地域全体が厳かな雰囲気に包まれる大内宿半夏祭りや、茅葺き屋根の古民家を守るための一斉放水など、類を見ない行事も行われています。
郷土料理のネギそばが有名で、ネギ丸ごと一本を箸と薬味兼ねて食べるという、豪快な料理がありますので、ぜひご賞味ください。
おすすめ福島観光スポット【スキー場】
東北地方にある福島県では、国内でも降雪量が多く、ビッグゲレンデが多数存在します。
広大な土地や良質な雪が織りなすゲレンデは全国的にも評価が高く、都心からもアクセスが良いため、スノーリゾート地として、人気を博しています。
EN RESORT Grandeco Snow Resort
磐梯朝日国立公園内にあるスキー場で、2023年は10本のコースと5つのスノーパークがオープンし、多くの観光客が訪れました。
初心者から上級者向けまで楽しめるレイアウトで、パウダースノーを体験したい人向けのコースなど、誰しもが楽しめるよう様々なエリアが展開されています。
またリゾート内にはオフィシャルホテルが併設されており、ゲレンデへ直接行き来できます。ホテルには温泉やサウナなどの設備も整っていますので、宿泊して存分にウィンタースポーツを楽しむことができます。
絶景・猪苗代スキー場
上級者に嬉しい最大傾斜42度の急斜面コースから、ビギナーも安心して楽しめる中央ゲレンデなどバリエーション豊かな18コースを楽しむことが可能です。
家族でも楽しむことができ、敷地内にあるキッズパークでは、小さなお子様でも安全に遊べます。
シーズン中は花火が打ち上げられており、麓から見上げる、頂上から見下ろす、リフトから眺めるなど、様々な角度から楽しめます。
またシーズン外で訪れても晴天の日には、ゲレンデから猪苗代湖や雲海を見渡せる絶景スポットです。
グランディ羽鳥湖スキーリゾート
比較的緩い傾斜が多いスキー場で、キッズエリア、初心者コース、中級者コース、ベテランコースに分けられた、全11コースが楽しめます。
特に、キッズエリアと初心者コースが充実しており、家族連れや初級者に人気のスキー場です。
コース内にもウェーブやミニキッカーなどがありますので、穴場の練習スポットです。
鎌房山を眺めながら大自然の中を滑り抜ける爽快感を感じられます。
近郊にはホテルやペンション、温泉があり、帰りに疲れを癒すこともできます。
おすすめ福島観光スポット【体験】
日常ではなかなか味わえない、貴重な体験ができる施設もおすすめです。
いわき市石炭・化石館や郡山市ふれあい科学館スペースパークは展示物を見ることができる他に、ワークショップや体験なども行われており、より楽しむことができます。
いわき市石炭・化石館 ほるる
常磐炭田の採炭の歴史や、諸外国の化石資料、市内で発掘された化石などが展示されています。
入口ではいわき市で発掘されたフタバサウルス・スズキイがお出迎え。
化石や標本の展示に、坑道の中や当時の生活環境を再現した空間など、コンテンツが盛り沢山です。
現在、令和4年3月16日に発生した福島県沖地震により臨時休業中ですが、施設の一部は令和6年4月25日に再開予定です。
併設している岩石園・ウッドピアいわきは再開までもう少しかかるようで、完全復活が待ち遠しいですね。
郡山市ふれあい科学館スペースパーク
宇宙がテーマの科学館で、模型などの展示物の他に、ワークショップや月面の重力体験など、アクティビティも見どころです。
「地上から世界で一番高いところにあるプラネタリウム」としてギネスに認定されている宇宙劇場は、「スーパーヘリオス」という日本にも4台しなかい投映機が使用されており、壮大な星空を眺められます。
2001年から2021年の間、漫画家の松本零士先生が名誉館長を勤めており、科学館のキャラクターをデザインしています。
七日町通り
大きな洋館が佇む上の区、情緒漂う飲食店が多く賑わいをみせる中の区、レトロな街並みの下の区の3エリアがあります。
古くから主要な道路として重宝されており、一度は衰退したものの、現在は大正浪漫を感じることができる観光スポットとして人気です。
飲食店も多く、カフェを始め、イタリアン、フレンチなど、グルメも要チェックです。
街の至る所に史跡や寺社が残っており、七福寺社めぐりもできますので、散策しながら参拝するのもおすすめです。
まとめ
福島には魅力的な観光スポットが多く、何度も足を運びたくなるような魅力が詰まっています。
また、夏は青々と生い茂る山でキャンプを楽しみ、冬は一面の銀世界でウィンタースポーツを楽しむような、季節の変化を体感することもできますので、旅行先としてうってつけです。
季節や天候に左右されず、宿泊してゆったり過ごすには、スパリゾートハワイアンズがおすすめです。
温水プールで思いっきり遊び、疲れたら温泉で心身ともに癒し、併設のホテルやグランピング施設でゆっくり過ごすことができますよ。