女神様、降臨である!
女神様がいるのは、ハワイアンズ館内の温度管理や、プールや温泉の水質、電気の管理など、まあお客様には見えないところで活躍するスタッフが働く施設グループという部署。テクニカルなプロフェッショナルたちが集まる部署だ。
今まで、男性ばかりの施設グループ。んが、ある日突然、あれっ女性が施設グールプの制服を着てるじゃん。
筋骨隆々、はたまたガテン系の女性なのか……だったらこっちにも覚悟がある!って、どんな覚悟だよ?!
施設グループの事務所に行くと、おー!はっきし言って、舞台メイクをすればダンシングチームにいてもおかしくない女性がキラキラと待っていた。
(いーな、いーなー、僕も行きたかった。なんで誘わないのよ、ライター1号…編集長談)
管理ルームにはズラリと計器が並んでいて、男女に関わらずこんなに多くの計器の管理は大変そうだ。
(なんか、こういうスイッチとか並んでるとプチッと押したくなる衝動が…)
Mさんは、今年の春に県内の工業高校を卒業し、ハワイアンズに入社。
えー!ってことは18歳か19歳っ。
「学校で学んだことを生かせる仕事を探していたら、ハワイアンズの求人がありました」
が、ハワイアンズ入社の動機。えらいねぇ。
経済学部卒の私なんか、学校で学んだことぜんぜん生かせてないもんね。おまけに算数も苦手だし…。
ついでに、この世界の七不思議にも挙げられる、Mさんが工業高校を選んだ理由も聞いてみた。
「電気が好きだから!」
単純明解。でも女性ってテレビやビデオの配線が苦手だったり、電気系が苦手なんじゃなかったっけ。
「もともと理系科目が得意で、中学生の頃から電気に興味を持ち始めました」
既に第2種電気工事士、危険物取扱者乙種4類の資格を持っている彼女の担当は、プールや浴槽の水質管理、空気環境の測定などお客様の安全に関わる大事な業務。
プールの残留塩素を測定しているモニター。
機械による自動測定だけではなく、定期的にMさんが館内各所に出向き手動測定を行い、異常が無いかを確かめている。もう安心このうえない。
「まだまだ見習いですし、ハワイアンズは広いので場所や名前を把握するだけでも大変でした。でも、とても大切な業務なのでお客様に安心・安全にお楽しみ頂けるよう頑張っています!」
おーっ、助サンも聞きなさい、格サンも聞きなさい!
ふっふーっ、こういう熱ぅい松岡修造スピリッツを、ライター2号にも持って欲しいものだ。
たとえて言うなら、彼女は狼の群れの中でけなげに生きる小羊(編集長に書けと言われました・・・)、でも今の時代は、女性ならではの繊細さや気づきがお客様への細やかなサービスにつながっているのだ。
今日もお客様の安全と安心を守る女神様は、館内のどこかに降りてくださっているのである。
By ライター1号