夏の暑さや多湿、それに対して電車やオフィスでの過冷房といった外部環境のストレスにより自律神経の機能が低下し、体温調節障害や血行障害を生じる場合があります。
特に、冷房が効いている室内に長時間いると血行障害を生じ、体(手足や腰)の「冷え」となります。 その結果、食欲不振、不眠、倦怠感などの、いわゆる「夏バテ」が現れてきます。
そんなときは入浴がお勧めです。
入浴により、3つの物理作用(温熱、水圧、浮力)が効果的に働き、夏の疲れ、冷え、ストレスの解消につながります。
微温浴(35〜38℃)は、筋肉を弛緩させ、副交感神経の働きにより精神的な安らぎが得られ落ち着いた気分になれます。
一方、高温浴(42〜44℃)は、交感神経を刺激して、新陳代謝を高め心身共に活動的にします。また入浴時の水圧により、肺容量が減少して呼吸数が上昇し、心臓の働きが活発になり全身の血行が良くなります。
水中では身体が軽くなるため、だるさを感じなくなり、心身ともにリラックスできます。
更にに温泉入浴では、温泉に含まれる成分により様々な効能が得られます。
いわき湯本の温泉の泉質は全国的に珍しい【含硫黄−ナトリウム−塩化物・硫酸塩温泉】で、「美人の湯」(美肌作用・解毒作用・末梢血管拡張作用)、「心臓の湯」(血圧を低下させる〜動脈硬化、高血圧に効く)、「熱の湯」(高齢者向き〜保温効果が高い)を始め数々の効能を併せ持っています。